特徴: | サルエビはラテン名: Trachysalambria curvirostris、和名俗称:猿海老、アカエビ(富山県、石川県、山形県、兵庫県、山口県)、クマエビ(石川県)、トノサンエビ(京都府)、ドロエビ(新潟県)、ナツエビ、ナワエビ(山形県)、ブドウエビ(青森県)、ブドエビ(山口県)、ロク(山口県)、カワツエビ(兵庫県)など。成体の体長はメス12cm、オス9cmに達する。殻が厚く、表面に細かい短毛が密生する。額角はオスではまっすぐで短いが、メスはオスよりも長く上に反る。生きている個体は淡黄褐色だが死ぬと赤褐色になる。水深50m以浅の内湾砂泥底に生息する。産卵期は7~10月で、6万から10万粒の卵を直接放出する。寿命は1年から1年半とみられる。春に生まれてその年の冬前に死亡する短期世代と、秋に生まれて越冬して翌年いっぱい生きる長期世代があるといわれている。 |