特徴: | サバはラテン名: Scomber japonicus、和名俗称:マサバ、真鯖、ホンサバ(各地)、ヒラサバ(静岡・高知)、ヒラス(長崎)、タックリ(鹿児島)、サワなど。成魚は全長50cmほどになる。体は前後に細長い紡錘形で、短い吻が前方に尖り、横断面は楕円形である。各鰭は体に対して小さい。鱗は細かく、側線鱗数は210~220枚ほどに達する。背面は青緑色の地にサバ類独特の黒い曲線模様が多数走り、側線より下の腹面は無地の銀白色をしている。マサバとゴマサバの2種類あり、マサバは背部に黒い縞の模様があり、体の断面はやや偏平。ゴマサバは腹部に黒い斑点が多数存在し、体の断面は丸い形をしています。旬も異なり、マサバは秋から冬、ゴマサバは夏。どちらも全長は50cmほどで、重さは1~2kgの紡錘型。栄養豊富で安価な大衆魚である。産卵期は2~8月で、直径1.08~1.15mmほどの分離浮性卵を産卵する。産卵数は全長25cmの個体で10万-40万、全長40cmで80万~140万に達するが、卵や稚魚を保護する習性はないので、成長途中でほとんどが他の動物に捕食されてしまう。 |