特徴: | クルマエビはラテン名: Penaeus japonicus、俗称:車海老、車蝦、ホンエビ、マエビ、ハルエビ。内湾砂泥底に生息する大型のエビで、重要な食用種でもある。成体は体長15cmほどだが、メスの中には30cmに達するものもいる。体は細長い円筒形で、脚は太く短い。生体の体色は青灰色か淡褐色で、黒いしまが頭胸甲には斜め、腹部には横に入る。日本産のクルマエビ科の中では最もしま模様が明瞭なので近縁種と区別できる。クルマエビの和名は腹を丸めた時に、しま模様が車輪のように見えることに由来する。額角の鋸歯は上縁に9-10歯、下縁に1-2歯(通常1歯のみ)があり、頭胸甲の背中側真ん中には額角から続く1本の隆起と両側に2本の細い溝がある。クルマエビ科に共通する特徴として、胸脚の3対に鋏があること、第2腹部が第3腹部の前部を覆っていないこと、夜行性であること、雌は卵を抱かずに一気に放してしまうこと、メスがオスより大きくなることが挙げられる |