特徴: | 平爪ガニはラテン名: Ovalipes punctatus、和名俗称:平爪蟹、ヘラガニ(北海道)、ヒラガニ(青森県)、シロガニ(山形県)、丸ガニ、エッチガニなど。第五脚は遊泳脚となっており、爪先が平たいことから平爪蟹の名が付いた。甲幅は10cmをやや超える程度。ガザミと同じく第二脚から第四脚は歩脚であるが、第五脚は遊泳脚(ヒレ脚)であり、遊泳して移動することもできる。第一脚(鋏脚)の下側に突起が並んでおり、左右のこの部分をこすって発音する。波打ち際から水深100mの浅海域に生息するが、特に波打ち際から水深20m程度に集中する。普段は砂や岩陰でじっとしているが、夜行性であり、小魚やエビ等を捕食する。繁殖期は秋~春であるが、主に10月~11月、2月~4月に抱卵個体が多い。 |