特徴: | シログチはラテン名: Pennahia argentata、俗称:白愚痴、白口。釣り上げられた時や産卵期に浮き袋を振動させ「グーグー」と鳴く様が、愚痴を言っているかのように聞こえるため、別名グチとも呼ばれる。その中でも体色の白みが強いため、シログチとなった。体色は銀白色でニベのような小黒色斑点列は体の側面に見られない。40 cm前後になる体色は銀白色で、主鰓蓋骨に目立つ暗色斑がある。口腔内は白色。臀鰭基底は短く、2棘7~8軟条。尾鰭後縁は緩い尖形を呈する。スズキ目ニベ科の海水魚。全長約 40cm。全身銀白色を帯びた淡灰色で、鰓蓋後部に黒色斑がある。体は側扁し、口は大きい。重要な底生魚資源の一つである。エビ類,シャコ類,カニ類,端脚類,小型魚類,イカ類を捕食する。 産卵は初夏から夏に海域で行われる。仔稚魚は沿岸の水深2~5m前後の浅所に出現し、河口域にもみられる。初夏になると産卵のため、浅場へ移動してくることが知られる。夜行性といわれ、夜間のほか、海が荒れて潮が濁った状態で活発に行動するようである。 |