特徴: | アキアミはラテン名: Acetes japonicus、和名俗称:秋醤蝦。成体の体長は30mmほどで、体は前後に細長い。生きている時は体がほぼ透明だが、尾扇に赤い斑点が2つある。死んだ個体の体色は濁ったピンク色になる。第2触角は体長の約2倍もあり、根元から1/4くらいの所で折れ曲がる。5対ある歩脚のうち、第4・第5歩脚が退化し、残り3対はどれも鋏脚である。アミ類やオキアミ類の歩脚は鋏脚ではないので、この点で区別できる。内湾の河口付近を大群で遊泳し、プランクトンやデトリタスを食べる。生息地での個体数は多く、食物連鎖で重要な位置を占める。漁の盛期は8~10月頃で、和名通り秋に多く漁獲される。塩辛にされることが多く、産地周辺で流通する。他にも佃煮、干物、掻き揚げなどにも利用され、郷土料理として扱われることもある。食用以外に、釣り餌や養殖魚の飼料にも用いられる。日本では商品名にはアミエビという商品名が付くことがある。 |